書類取引の原則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 21:57 UTC 版)
信用状取引は、書類取引であって、実物取引とは独立している。即ち、銀行は、書類審査を行うのみで、実際に船積みされた貨物をチェックしたりはしない。このため、信用状と船積書類の内容さえ一致していれば買取を行うし、書類のタイプミスを含む不一致(ディスクレ、discrepancy)がある場合は、買取を行わない場合がある(厳密一致の原則)。その場合は、当該手形は取り立て扱い(輸入者が支払いを行うまでは、代金が回収できない)となる。 ただし、不一致が著しいものでない場合は、買取銀行は発行依頼人に電信等で確認するか(ケーブルネゴ)、輸出者に保証書(Letter of Guarantee: L/G)を差し入れさせる(L/Gネゴ)かして、買い取る場合がある。
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