時間発展作用素への応用とは? わかりやすく解説

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時間発展作用素への応用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/17 17:34 UTC 版)

2状態系」の記事における「時間発展作用素への応用」の解説

ハミルトニアン ^H が時間陽に依存しない場合時間発展演算子行列指数関数与えられるが、2状態系ではパウリ行列による展開で直接的に求めることができる。ハミルトニアン ^H はパウリ行列で H ^ = ℏ ω 0 I ^ + ℏ ω 1 σ ^ 1 + ℏ ω 2 σ ^ 2 + ℏ ω 3 σ ^ 3 = ℏ ω 0 I ^ + ℏ ω → ⋅ σ ^ → {\displaystyle {\begin{aligned}{\hat {H}}&=\hbar \omega _{0}{\hat {I}}+\hbar \omega _{1}{\hat {\sigma }}_{1}+\hbar \omega _{2}{\hat {\sigma }}_{2}+\hbar \omega _{3}{\hat {\sigma }}_{3}\\&=\hbar \omega _{0}{\hat {I}}+\hbar {\vec {\omega }}\cdot {\vec {\hat {\sigma }}}\end{aligned}}} の形で展開できる第一項は時間発展には共通位相因子分 e−iω0t しか寄与せず、エネルギー基準取り直すことで無視してもよい。このとき 時間発展演算子パウリ行列行列指数関数性質により、 U ^ ( t , 0 ) = e − i ℏ H ^ t = e − i ω 0 t I ^ e − i t ω → ⋅ σ ^ → = e − i ω 0 t { cos ⁡ ( | ω → | t ) I ^ − i sin ⁡ ( | ω → | t ) ( n → ⋅ σ ^ → ) } {\displaystyle {\begin{aligned}{\hat {U}}(t,0)&=e^{-{\frac {i}{\hbar }}{\hat {H}}t}\\&=e^{-i\omega _{0}t{\hat {I}}}e^{-it{\vec {\omega }}\cdot {\vec {\hat {\sigma }}}}\\&=e^{-i\omega _{0}t}\left\{\cos {(|{\vec {\omega }}|t)}\,{\hat {I}}-i\sin {(|{\vec {\omega }}|t)}\,({\vec {n}}\cdot {\vec {\hat {\sigma }}})\right\}\end{aligned}}} で与えられる。但し、n→ は n → = ω → | ω → | {\displaystyle {\vec {n}}={\frac {\vec {\omega }}{|{\vec {\omega }}|}}} で与えられる単位ベクトルである。

※この「時間発展作用素への応用」の解説は、「2状態系」の解説の一部です。
「時間発展作用素への応用」を含む「2状態系」の記事については、「2状態系」の概要を参照ください。

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