春野俊平
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 02:36 UTC 版)
「きっといつかは幸福寺」の記事における「春野俊平」の解説
春野家の次男で、本作のナレーション役。上述のように、主人公は兄の英道であるが、物語は全て俊平の視点で展開されている。17歳の誕生日に得度することになっていたが、本人は寺を継ぐ気がないので髪を剃られたくない一心で逃げ回っていた。小さい頃から近隣に住む北村フサに妹の美紀ともども可愛がってもらっていて、自身も慕っていたが、フサが急性心不全と思われる病気で倒れる。死ぬ間際、フサが俊平に経を挙げてもらいたかった旨を吐露し、間もなく死去。フサの気持ちを酌み、得度を決意して髪を剃る。立派に経を挙げてフサを旅立たせるが、本人には相変わらず寺を継ぐ気がない。鷺の宮警察署からの連絡を受け、父の俊学と共に英道の身元引受人として英道と再会。英道の6年間の生活を聴き、家に戻るように勧める。兄の英道とは年が離れているが、父親である俊学が女癖が悪いなど、だらしない面があるため、年が離れている分だけ英道を父親のように慕っている。
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