早物語の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/21 02:15 UTC 版)
ある事八百ない事八百合せて一貫六百で御座候処、腰ぬけ馬にねじつけねじつけ裏のお山へのっこのっこと登れば、小池にはんづき木の株へこけ込んでみみずの骨が一尺四五寸もたち込んでのみで掘っても出ず、杵で掘っても出ず提燈なんぞでこねくり出し、その又あとの入れ膏薬と聞いたなら天をはう亀と地をはう雷と池の中の牛蒡畑の中のはまぐりと、水で焼いても火でといて二十九日の月代にねりくり固めておっつけ候処、早々きずはなおり候めでたしめでたし。これをしょせん早口物語で候 — 『岡山県小田郡昔話集』
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