日吉神社 (各務原市那加新加納町)とは? わかりやすく解説

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日吉神社 (各務原市那加新加納町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 06:00 UTC 版)

日吉神社
所在地 岐阜県各務原市那加新加納町2225番地
主祭神 大山咋神
社格 村社・白幣社
創建 不詳
例祭 4月14日に近い日曜日
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日吉神社(ひよしじんじゃ)は、岐阜県各務原市那加新加納町に鎮座する神社日吉神社)。

概要

  • 創建時期は不明。平安時代日吉大社から分祀されたと推測される[1]
  • 明治44年(1911年)に稲荷神社、秋葉神社、琴平神社、雨の宮神社を合祀。昭和7年(1932年)に神明神社を合祀する。
  • かつて境内には池(瓢箪池)があり[1]蝦蟇が多く生息していた。この瓢箪池の蝦蟇には伝説があり、これに因んで、境内の狛犬の一部は蝦蟇を模しているなど[2][3]、蝦蟇に関する物が多い。また、定書には蛙の捕獲禁止の条が書かれている[3]
  • 境内の一画に各務原市那加地区体育館がある。

祭神

摂末社

境内社

  • 稲荷神社[4]
  • 秋葉神社[4]
  • 金刀比羅神社[4]

例祭

  • げえろ祭りと呼ばれ、毎年4月に行われる。
  • 伝承によれば、日吉神社の瓢箪池に大きな蝦蟇が住み着き、村人に悪さをし始めた。村人は蝦蟇が空腹のため悪さをすると考え、池に御馳走を投げ入れた。すると蝦蟇は悪さを止め、村人に薬草を届けたり、日照りの時には雨を降らせるなどを行うようになったという[5]。このことからこの蝦蟇を福蛙として親しんだという。この伝承を元に初午の日に蛙祭が始まり、明治時代には初午と例祭の年2回の開催となった[5]。後にげえろ祭となったという。
  • 子供神輿、金と銀のカエルを模した中学生神輿[3]、大人神輿が繰り出される。大人神輿は喧嘩神輿が行われる。
  • 「とりのこ」と呼ばれる神事が行われる。これは、拝殿に氏子が奉納したお菓子類が山積みに集められ、祭典終了後に一般参拝客に撒かれるものである。かつては「とんのこ」と呼ばれ、の形をした小さい赤飯おこわのおにぎりが撒かれた[5]

交通アクセス

交通機関

参考文献

  • 各務原市教育委員会 編『各務原市史 考古·民俗編』各務原市、1985年。 

脚注

  1. ^ a b 現地の「日吉神社の由緒」の説明文より
  2. ^ 狛ガエルがいる神社”. アクア・トトぎふ. 2024年2月27日閲覧。
  3. ^ a b c 中山道間の宿新加納(新加納まちづくり会)
  4. ^ a b c 現地の「日吉神社」の案内板より
  5. ^ a b c 各務原市 1985, p. 370 - 373.

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