旅人が刻む壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:22 UTC 版)
高い壁で分断されている国で双方の住人は仲が悪い。そして負けず嫌いである。しかし、この壁が実に味気無いと感じてもいた双方の役人(声 - 古川裕隆、大隈健太)は、双方とも通りすがりの旅人であったニケに知恵を借りる。そこで、ニケは訪れた旅人に訪問国の感想などの文字を壁に刻んでもらうことを、双方に提案する。しかし、十数年後にはその文化も衰退したうえ、アイデアを模索していた。そこへ魔法統括協会から派遣されたサヤは、壁は旅人のものだけではなく住民も想いを刻むようにしようと提案し、双方の住民たちはその通りにしたが、彼らはその場の勢いで書いたものを後で後悔し、今度は文字を消そうと壁を削り続けることになる。その結果、壁の一部が向こう側まで貫通したことにより、同じことをしていた両国が互いへの憤りなど無いことを知り、最終的に壁自体を無くすことになった。イレイナが『ニケの冒険譚』にあった壁を確かめに訪れるとすでに壊されており、残骸は記念品として現地で販売されていた。イレイナも、声をかけられた売り子(声 - 菊池紗矢香)から記念に欠片を購入するのであった。
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