新電々とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 新電々の意味・解説 

しん‐でんでん【新電電】


新電電

(新電々 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 07:00 UTC 版)

新電電(しんでんでん)とは、1985年日本通信自由化を受けて、国(日本電信電話公社(NTT)、略して電電公社、日本電信電話株式会社となった)が独占していて開放された分野に新規参入した、旧第一種電気通信事業者の総称。

主に、自由化初期に参入し、国内及び国際中継電話サービスを手がけた

国内系

国際系

の5社を指したが、これに加え、同時期に法人が設立された電力系通信事業者各社を含める場合も多い。

また1998年に第一種電気通信事業者の免許を取得したワールドコム・ジャパン(現ベライゾンジャパン)を皮切りとした外資系の電気通信事業者や、JCOMをはじめとするケーブルテレビ事業者・USENなどを含む、NTT系以外の固定系電気通信事業者全般を指す言葉として使用する場合もある。

一方で日本移動通信(のちのKDDI)や東京デジタルホン(のちのJ-PHONE→ボーダフォン日本法人→ソフトバンクモバイル→ソフトバンク)、DDIポケット(→ウィルコムワイモバイル→ソフトバンク)などの携帯電話PHS各社は含まれないことが多い。

なお、英称でNCC(New Common Carrier)とも言うが、最も安い電話会社を自動的に選択する装置である「NCC-BOX」(後のLCR)の名称に使われている程度で、実際にはほとんど使われておらず、英語話者相手に「New Common Carrier」と言ってもまず通用しない。これは「新電電」という概念が日本特有のものであるためである(他の先進国では通信事業が早い時期から自由化されているのが一般的であるため、自由化後の新規参入事業者を特に区別する必要性がない)。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新電々」の関連用語

新電々のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新電々のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新電電 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS