新井将敬が黒シールを貼られた理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 23:35 UTC 版)
「黒シール事件」の記事における「新井将敬が黒シールを貼られた理由」の解説
同じ選挙区に立候補していた新井は、東京大学を卒業後、新日本製鐵勤務を経て大蔵省に入省。キャリアとして出世街道を驀進していたが、渡辺美智雄の誘いを受ける形で、大蔵省を辞職し第37回衆議院議員総選挙に立候補した。新井は元々は在日朝鮮人で、日韓基本条約で大韓民国と関係を結んだ翌年、1966年に日本国籍を取得している。この年に日本へ帰化した事は紛れもない事実である。しかし、黒シールには「北朝鮮国籍」と書かれていた。だが、正確には朝鮮籍である。朝鮮籍は便宜上の籍であり、正確には外国人登録法の外国人登録制度上の記号と見るべきものであり、また朝鮮半島ではなく、日本国内(大阪市)出身であることから、黒シールにあるような『北朝鮮からの帰化』ではない。
※この「新井将敬が黒シールを貼られた理由」の解説は、「黒シール事件」の解説の一部です。
「新井将敬が黒シールを貼られた理由」を含む「黒シール事件」の記事については、「黒シール事件」の概要を参照ください。
- 新井将敬が黒シールを貼られた理由のページへのリンク