文庫本における栞紐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 20:31 UTC 版)
「スピン (本)」の記事における「文庫本における栞紐」の解説
現在使われる意味での「文庫本」を生み出した岩波文庫(1927年発刊)は、栞紐つきの造本をおこない、後発各社の文庫本もこれを踏襲した。 しかし、コストダウンの観点などから栞紐の廃止が進み、岩波文庫も1970年に廃止した。このため長らく、スピンのある文庫本は新潮文庫のみとなり、同文庫の特徴ともみなされた。スピンの存置は、新潮文庫編集部の積極的な方針による。 その後、1985年11月創刊の「福武文庫」、2007年10月創刊の「ウェッジ文庫」、2011年1月から発売を開始した「星海社文庫」、2013年10月創刊の「日経文芸文庫」などで採用されたものの、いずれも休刊や、ここ数年新刊が出ていない状況である。
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