放送設備との融合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:06 UTC 版)
前述のように、一部の鉄道会社では、鉄道電話と放送設備を融合させたシステムを持つ。駅のホームやコンコースの放送設備に電話番号を付与し、その番号に電話をかけることにより、遠隔地から駅ホームの放送を行うのである。 本社、指令所、他の駅など、鉄道電話のある所ならどこからでも放送ができる。列車ダイヤが乱れたときに無人駅へ案内放送を行う場合によく使われる。放送の終わりにはプッシュホンを操作したときの音がするため、容易に判別することができる。JR東日本新潟支社やJR西日本岡山支社、米子支社、福知山支社などでは異常時の放送にとどまらず、常時より自動放送を用いて放送装置の設置されている管理駅や指令所から電話回線を用いて自動的に放送を流すシステムが構築されている。これを導入している駅では、やはり放送の終わりにプッシュホンを操作したときの音がするため容易に判別することができる。
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