放出様式による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 02:26 UTC 版)
細胞からの分泌物の放出様式は、以下のように分類される 全分泌(ホロクリン、ホロクライン、holocrine) 腺細胞自体が崩壊し、細胞内の様々な物質が分泌物質として放出される。皮脂腺など。 離出分泌・断頭分泌(アポクリン、アポクライン、apocrine) 細胞の一部が出芽してちぎれ放出される。汗腺や乳腺など。 漏出分泌(メロクリン、merocrine) 細胞自体は破壊されない。エクリン汗腺や、多くの内分泌腺。このうちエクリン汗腺から行われる漏出分泌を特にエクリン(eccrine)と呼ぶ。 また漏出分泌(メロクリン)は分泌機構によって、さらに以下の二つに大別される。 エキソサイトーシス(開口分泌、exocytosis) 細胞内で作られ膜に包まれた小胞が細胞膜と融合して内容物を放出する。タンパク質や多くのホルモンなど。 透出分泌(diacrine) 細胞膜に溶解しうる物質が透過、あるいは細胞膜にあるポンプを通して出す。ステロイドホルモン、胃酸など。
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