攻防戦の演出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 08:06 UTC 版)
酒を売りたいと思う「酒屋」と、表向きは阻止したいが内心は役目と称して酒が飲みたいと思う「禁酒番屋」の攻防を面白おかしく演じる。上方の型では、オチが上記のあらすじの後にあり、裏門へまわされて糞(ばば)食わされるというオチである。興津要は、あまり汚らしく演じると不快感があり、痛快さが減少すると評した。 例えば手代が思わず「ドッコイショ」と言ってしまい、怪しまれてしまうという演出は5代目柳家小さんが採用したものである。また、以前は「小石川新坂の安藤という旗本屋敷」と限定されていた「禁酒する藩」を、ぼやかして演じたのも五代目の演出である。
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