操舵馬力
操舵のために消費する単位時間当たりのエネルギーをいう。操舵角変位と操舵力をかけたものを操舵仕事というが、その単位時間当たりの量であり、ハンドル操作の容易さを総合的に示す指標となる。この値が人の限界を超えるような操舵は継続できないが、パワーステアリングの普及で操舵力が大幅に低減されたため、この面からの関心は薄れ、むしろ操舵感の指標として注目されている。とくに操舵力の方向と操舵角変位の方向が逆になる操舵馬力がマイナスの状態は、車輪側から動かされている不快な状態であり応答の遅れ、ハンドルとられ、悪路の走破性の評価に使われることもある。
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