さつえい‐ばいりつ【撮影倍率】
撮影倍率
「像倍率」とも言うが、レンズで写された像の大きさと、被写体の実際の大きさの比率のことを言う。この撮影倍率は1/10倍以上小さくなると、あまり問題にならない。しかし、1/4倍よりも大きな撮影倍率はとくに接写の場合に問題となる。フィルム上で被写体の実物大の1/2の大きさに写れば撮影倍率は1/2倍、実物大そのままに写れば撮影倍率1倍(あるいは1:1、等倍とも言う)である。撮影倍率はマクロレンズならレンズ鏡胴に表示してあるのがふつうだ。計算で出す場合には今月号のQ&Aコーナーにも出ているが、焦点距離÷(撮影距離−焦点距離)である。ただし、撮影距離はmm単位で計算しないと、位が合わなくなる。なお、現在のマクロレンズでは、無限遠から撮影倍率1倍まで連続的にピント合わせできるのがふつうとなっている。
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