掘割式道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:47 UTC 版)
都市高速道路では、密集した市街地の中を道路が走るので、一般に高架式で建設されるのが普通である。高架式道路は、騒音、排気ガス、日照権などの環境問題が取りざたされることがあり、掘割式道路は、これら課題を解決する方法として考案された道路の構造である。地面を掘って地下に高速道路を通し、トンネルのように密閉されたものではなく天井は全開にするか、あるいは一部分上だけに蓋(ふた)をして部分的に天井が開放される。騒音のほとんどが遮断され、沿線住民の日照権が侵される恐れがない、蓋をした上の土地を通路や公園に整備するなどスペースを活用できるというメリットがあり、一方で、建設費は高架式よりもかかるというデメリットがある。日本での採用例として、常磐自動車道の柏インターチェンジ付近がある。
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