押し屋の業務手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 15:32 UTC 版)
列車の入線前には安全確認を行う。 列車が到着すると乗客の乗り降りを見守る。 発車直前になると乗り切れない客を空いている扉に誘導する。 扉を閉めてもよい状態になったら旗や手を挙げるか、カンテラ(ランプ)を掲げるかの方法で車掌に知らせる。(客扱終了合図)。 列車の扉が閉まると、扉に乗客の体や荷物が挟まっていないかを確認する。(物が挟まり、扉が完全に閉まっていなければ各車両にある車側表示灯が点灯したままの状態であるので、開いている扉が容易に判別できる)。 もし挟まっていたら押したり、扉を手で開けて挟まりを直したりする。 自分の担当区域が終わったら別の区域に手伝いに行く。このとき、かばん、特にリュックサックのストラップが扉に挟まり、その側の扉が当分は開かないためなかなか降りられないというケースがあるので、押し屋たちは特に気を配るところでもある。無理に乗ろうとしている客を剥ぎ取る「剥がし屋」も兼ねている。 扉が完全に閉まっていても、手荷物などが挟まっていた場合や、このままでは挟まりを直すことが出来ないと判断した場合は車掌に再開閉を指示する。
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