手帳の表紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:01 UTC 版)
手帳の表紙には、身体障害者の場合「身体障害者手帳」、知的障害者の場合「療育手帳」等と表示され、表紙を見れば障害の種類が分かるが、精神障害者の場合、表紙に「障害者手帳」とだけ表示され、中を見なければ精神の障害であることが分からないことが多い。そのため、単に「障害者手帳」という場合、精神障害者の手帳だけを指すこともある。 現在は紙製となっている「身体障害者手帳」と「精神障害者福祉手帳」について、厚生労働省は2018年(平成30年)10月24日の社会保障審議会の障害者部門で、耐久性が高く持ち運びしやすい「カード型」タイプの両手帳を発行可能とし、2019年(平成31年)4月1日の省令改正により「カード型」タイプの発行が可能となった。ただし、従来型とカード型の発行の選択は自治体の判断に委ねるとしている。なお、知的障害者が持つ「療育手帳」は、現行制度でも「カード型」タイプの発行が可能で、一部の自治体では導入されている。 「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の様式・体裁は、同一の「障害者手帳」を統一採用している地方公共団体もあり、一例として佐賀県や埼玉県で統一様式を採用している。
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