所務職とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 所務職の意味・解説 

所務

(所務職 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 07:47 UTC 版)

所務(しょむ)とは、所領の管理(検断及び年貢租税徴収)を行うこと。また、それに伴う得分所務職(しょむしき))のことを指す。

概要

元来は務めるところという字義通り仕事・職務を意味しており、『続日本紀』に事例を見出せるが、平安時代荘園公領制の展開に伴い、荘園公領の管理とこれに付随する権利義務を表すようになった。これに伴う得分は職の体系の中で所務職として確立され、また所務を預所が務める事が多かった事から、預所職(あずかりどころしき)とも称した。

後に転じて所領一般からの収益管理すなわち、田地の管理と年貢などの貢租の取立を意味するようになった。『日葡辞書』には、「所務は年貢を徴収すること」とある。

更に江戸時代には土地以外の財産一般の事も所務と称するようになった。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「所務職」の関連用語

1
38% |||||

2
32% |||||

3
14% |||||

4
6% |||||

5
4% |||||

所務職のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



所務職のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの所務 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS