性に目覚める頃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/27 12:24 UTC 版)
『性に眼覚める頃』（せいにめざめるころ）は、1919年（大正8年）10月に室生犀星が雑誌『中央公論』に発表した短編青春小説。翌1920年1月、新潮社より刊行の同題の小説集に入れられた。これは詩人の犀星の初の小説集であった。
詩人・室生犀星が初めて小説に挑戦して中央公論に採用された『幼年時代』の続篇に位置付けられる。犀星は当初『発生』の題名を付けていたが、『幼年時代』を採用した中央公論の名編輯者滝田樗陰が勝手に現題名『性に眼覚める頃』に改めた。前作ですでに大正8年の最高の原稿料（一枚一円）を受け取ったが、この作品でさらに稿料が1.5倍に上がったという。
同じ年に『或る少女の死まで』を書き、翌年には『結婚者の手記』『古き毒草園』『香炉を盗む』などを相次いで発表して自他共に認める新進作家となった。それ以降の3年間（関東大震災で帰郷するまで）は原稿料の誘惑などもあって、「捨身の書き飛ばし」を続けたと述べている。
外部リンク
 |
この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:文学/PJライトノベル）。 項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。 |
固有名詞の分類
- 性に目覚める頃のページへのリンク
