心臓血管への危険性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 04:01 UTC 版)
「イブプロフェン」の記事における「心臓血管への危険性」の解説
アスピリンを除く他のNSAIDsと同様に、服用者の心臓病又はそのリスクの有無に関わらず、又、服用を始めてから数週間以内から心筋梗塞の危険性を増大させる。危険性は服用量の増加、心臓病又はそのリスクを持つ事で上がる。服用期間が長くなる事でも危険性は上がるかもしれない。 イブプロフェンは、高速応答APと低速応答APの両方でV maxを遅くするため、心臓のNa +およびCa2 +チャネルを阻害する可能性がある。さらに、イブプロフェンはERPを短縮し、心臓内の興奮伝播を減少させる。これは心房細動等、不整脈誘発性の再突入回路の基質を作る可能性がある。
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