徳重徹とは? わかりやすく解説

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徳重徹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 12:49 UTC 版)

とくしげ とおる

徳重 徹
生誕 (1970-01-23) 1970年1月23日(55歳)
日本 山口県
住居 日本 東京都
出身校 九州大学工学部卒業
職業 起業家・実業家
肩書き Terra Drone株式会社 創業者・代表取締役社長
Terra Motors株式会社 創業者
Terra Charge株式会社 創業者・代表取締役社長
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徳重 徹(とくしげ とおる、1970年1月23日 - )は、日本の起業家、実業家、シリアルアントレプレナー。

Terra Motors株式会社、Terra Drone株式会社、Terra Charge株式会社を創業し、新産業領域のスタートアップによる「日本発・世界一」を目指している。早稲田大学WBSネクスト・リーダー・プログラムに連続登壇[1]リクルート主催の共創型リーダーシップ開発プログラム「Jammin’」においては、社会課題に挑む本気のスタートアップを率いて、グローバル市場で本気の勝負をする新規事業開発のプロフェッショナルとして連続公演するなど、次世代の人材育成にも幅広く関わっている[2]

Terra Drone株式会社代表取締役社長。Terra Charge株式会社代表取締役社長。

経歴

山口県出身。九州大学工学部を卒業後、住友海上火災保険(現・三井住友海上火災保険)に入社し商品企画・営業企画を担当。1999年に退職し、シリコンバレーで日本のベンチャー企業の起業や海外進出を支援するコンサルタントとして5年間活動 。2000年に米サンダーバード国際経営大学院経営学修士号(MBA)を取得し、米国でベンチャー企業の支援会社を立ち上げる。

帰国後、2010年にTerra Motors株式会社を設立。電動バイク、電動三輪事業の開発・販売を手掛け、アジアを中心にEVの普及を推進[3]

2016年にTerra Drone株式会社を設立し、ドローンを活用した測量やインフラ点検・運航管理事業を展開。2019年には、Terra Droneを20を超える子会社を持つグローバル企業に成長させ、2024年11月29日に東京証券取引所グロース市場に上場[4]。「ドローンサービス企業 世界ランキング2024」において、産業用ドローンサービス企業として世界一位を獲得[5]。有望なスタートアップ企業として関心を集めている[6]

2022年には、EV充電インフラを手掛けるTerra Charge株式会社を立ち上げ、国内外のEV充電インフラ拡充に取り組んでいる。

人物

日本の大企業がバブル崩壊後に自信を失い、失敗を恐れて挑戦しなくなったことに危機感を抱き、「世界市場で勝てる、日本発のメガベンチャーを創る」という強い意志を持ち、創業初期から海外展開に力を入れている。

起業当初からスティーブ・ジョブズ孫正義柳井正と並びメディアの注目を集めながら[7]も、クレイジーに突き進む大切さを説いており[8]、複数の事業創出に取り組んできた。数々の修羅場を経験[9]し、日本発のグローバルメガベンチャー創出を目指しており、起業家としての経験を活かし、早稲田大学WBSネクスト・リーダー・プログラムに連続登壇[1]するなど次世代の人材育成にも幅広く関わっている。

経営スタイルは、新事業開発のための「T字戦法」と呼ばれる大胆な決断と実行力[10]、そして徹底的な現場主義に特徴づけられる[11]

愛読書

など[12]

書籍

  • 『世界へ挑め!』(著者:徳重徹)(2025年6月3日、フォレスト出版
  • 『世界で勝て! 日本人よ「スーパーベンチャー起業」で本物の復活を目指せ』(著者:徳重徹)(2013年6月26日、ヒカルランド)
  • 『「メイド・バイ・ジャパン」逆襲の戦略 四畳半から世界を狙う!』(著者:山口雅之)(2013年9月20日、PHP研究所
  • 『常識を逸脱せよ。 日本発「グローバルメガベンチャー」へ テラドローン・徳重徹の流儀』(著者:徳重徹)(2013年9月20日、プレジデント社

脚注

出典

  1. ^ a b ゲスト講師と講義日程|早稲田大学WBSネクスト・リーダー・プログラム”. www.w-as.jp. 2025年5月20日閲覧。
  2. ^ 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ. “新価値創造の専門家4人から熱い言葉のシャワーを浴びた4時間〈Jammin’アップデートアワー〉|コラム”. 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ. 2025年5月20日閲覧。
  3. ^ 創業手帳編集部 (2019年5月8日). “テラモーターズ社長・徳重氏が指南する「アジア進出への道」”. 起業・創業・資金調達の創業手帳. 2025年5月20日閲覧。
  4. ^ 日経クロステック(xTECH) (2024年12月4日). “テラドローンが上場、測量に加え「空飛ぶクルマ」運航管理システム開発”. 日経クロステック(xTECH). 2025年5月20日閲覧。
  5. ^ テラドローン---ドローンサービス企業の世界ランキング2024で1位、黒字転換が近づく”. 最新株式ニュース. 2025年5月20日閲覧。
  6. ^ SHIMBUN,LTD, NIKKAN KOGYO. “テラドローン、ドローンの用途拡大 効率化・安全 世界で攻勢”. 日刊工業新聞電子版. 2025年5月20日閲覧。
  7. ^ あの「名経営者」はどんな教養を身につけてきたのか?”. THE21オンライン. 2025年5月20日閲覧。
  8. ^ “中途半端に”頭が良いだけではつまらない 壮大な理想を掲げ、クレイジーに突き進め――テラモーターズ・徳重徹 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー”. 起業といえばITベンチャーが主流とされる昨今、製造業を立ち上げて、世界を舞台に戦うテラモーターズ代表取締役社長の徳重徹氏。徳重氏はなぜ、自分の信じた道を歩き続けられるのか。2014年11月号「巻頭言… (2015年4月15日). 2025年5月20日閲覧。
  9. ^ 「意識不明で緊急入院した幼い娘を残し仕事へ」事業失敗し部下に見切られボロボロの社長が今、笑顔満面の理由 売上は10年前の2億から30億円に…EV充電インフラ事業参入でさらに成長へ”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2024年7月30日). 2025年5月20日閲覧。
  10. ^ テラグループ・徳重徹代表が語る 新事業開発のための「T字戦法」”. PROJECT DESIGN - 月刊「事業構想」オンライン (2020年8月3日). 2025年5月20日閲覧。
  11. ^ テラドローン 徳重氏が「日本企業にはドローンビジネスが向いている」と考える理由”. ビジネス+IT. 2025年5月20日閲覧。
  12. ^ SHIMBUN,LTD, NIKKAN KOGYO. “信念と覚悟、勇気もらう『坂の上の雲』 テラチャージ社長・徳重徹氏に聞く”. 日刊工業新聞電子版. 2025年5月20日閲覧。

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