微生物とそのコロニーの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 06:35 UTC 版)
「バイオフィルム」の記事における「微生物とそのコロニーの変遷」の解説
この節では、微生物とそのコロニーの詳細を説明する。 細菌付着 EPSを分泌しはじめる バイオフィルムが形成される バイオフィルムは厚みを増し、コロニーが巨大化する 内部が過密になると、コロニーが破壊され、細菌が放出される 細菌が付着と脱離を繰り返しながら、徐々にバイオフィルムが形成される。バイオフィルムのコロニーには、複数種の微生物が生息し、動的平衡を保つ。棲む微生物は、環境により異なるが、細菌類以外の微生物が生息している場合も多い。単一種のみで形成されるコロニーは、自然界には稀である。形成後のバイオフィルムも、常に脱離や溶菌が起こっているため、安定したものではない。バイオフィルムという呼び名は、極相林のような変遷の終着点というより、形成された後に変化する形態すべてを指している。ある程度大きくなると、コロニーが崩壊し、細菌が放出される。
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