循環タグシステムによるタグシステムのエミュレーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 13:33 UTC 版)
「タグシステム」の記事における「循環タグシステムによるタグシステムのエミュレーション」の解説
アルファベット {a1, ..., an} と、生成規則 {P1, ..., Pn} からなる m-タグシステムは、m*n 個の循環リスト (Q1, ..., Qn, -, -, ..., -) の循環タグシステムでエミュレートできる。ただし、リストの先頭 n 個以外は空文字列('-' で示している)である。Qk は Pk に対応しており、タグシステムの各記号を次のように長さ n のバイナリ文字列で置き換えることで得られる(計算にあたっては、初期単語も同様の変換が必要である)。 a1 = 100...00a2 = 010...00...an = 000...01 すなわち、ak は k 番目の位置に 1 があり、他は 0 であるようなバイナリ文字列に符号化される。従って、タグシステムにおける1行(1ステップ)は、循環タグシステムでの (m*n) 行でエミュレートされる。
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