彫刻柱の素材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 10:52 UTC 版)
伝統的に、トーテムポール彫刻に使われる木は、ベイスギ(レッド・シーダー)に限られている。ベイスギの分布はトーテムポールを立てる北西沿岸の先住民の伝統的な居住地域と一致する。ベイスギの材質は柔らかく、柾目であるために工作がしやすい。また湿気の多い場においても腐敗しにくい。彫刻直後には赤っぽい地色を見せるが、短期間のうちに灰色になり、それが一般的なトーテムポールの色となる。 モデルポール(小型の飾り、土産物用に制作されたもの)には、ベイスギ以外の木を使うことが多い。またハイダ族はハイダ・グワイに産出するアルジェライト(argillite)と呼ばれる黒い粘板岩を使って、独特の小型模型を作っている。
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