幽霊絵馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:04 UTC 版)
次のような伝説をもつ絵馬がある。江戸時代の末頃、行願寺の近くにあった質屋に奉公していたお文という子守女は、聞き慣れた御詠歌を子守歌がわりに口ずさみ、子供まで御詠歌を覚えてしまった。熱心な法華経信者であった質屋の主人はこれを見とがめ、お文を折檻し、死なせてしまう。あわてた主人はお文の遺体を土蔵に隠し、知らぬふりをしていた。お文の両親が行願寺で通夜を営んでいたところ、彼女の幽霊が現れ、事の次第を語ったので、真相が明らかになり、質屋の主人は捕らえられたというものである。絵馬にはお文の遺愛の手鏡がはめこまれている。
※この「幽霊絵馬」の解説は、「行願寺」の解説の一部です。
「幽霊絵馬」を含む「行願寺」の記事については、「行願寺」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から幽霊絵馬を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から幽霊絵馬を検索
- 幽霊絵馬のページへのリンク