常光院 (熊谷市)とは? わかりやすく解説

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常光院 (熊谷市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 07:33 UTC 版)

常光院
所在地 埼玉県熊谷市上中条1160
位置 北緯36度10分57.5秒 東経139度24分27秒 / 北緯36.182639度 東経139.40750度 / 36.182639; 139.40750
山号 龍池山
院号 常光院
宗派 天台宗
寺格 別格本山
創建年 建久3年(1192年
開山 金海法印
開基 中条家長
札所等 関東ぼけ封じ観音28番札所、関東百八地蔵尊16番札所、関東九十一薬師38番札所、武蔵国十三仏霊場13番札所
文化財 中条氏館跡(埼玉県指定史跡)他
公式サイト 熊谷厄除大師 常光院
法人番号 3030005013198
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常光院(じょうこういん)は、埼玉県熊谷市にある天台宗寺院熊谷厄除大師という別称を持つ。

歴史

1192年建久3年)、中条家長の開基である。中条家長は源頼朝方として石橋山の戦いに従軍した鎌倉御家人であるが、幕府では評定衆御成敗式目の制定に関与するなど、主に文官としての職を歴任したため、鎌倉に在住していることが多かった。そのため所領の中条にあった館を祖父藤原常光の菩提を弔う寺とした[1]

元々武家屋敷だったことから、土塁が残っている[2]1951年昭和26年)に「中条氏館跡」として、埼玉県の史跡に指定されている[3]

江戸時代は50寺領、10万石の格式が与えられ、隆盛を極めていた[1]

文化財

  • 絹本著色阿弥陀聖衆来迎図(国指定重要文化財 平成25年6月19日指定)[4]
  • 中条氏館跡(埼玉県指定史跡 昭和26年3月31日指定)[3]
  • 桐戸の絵(熊谷市指定有形文化財 昭和29年11月3日指定)[5]
  • 五輪塔所刻板石塔婆(熊谷市指定有形文化財 昭和34年11月3日指定)[5]
  • 天海像(熊谷市指定有形文化財 昭和37年11月3日指定)[5]
  • 家康像(熊谷市指定有形文化財 昭和37年11月3日指定)[5]
  • 悉曇字母表(熊谷市指定有形文化財 昭和37年11月3日指定)[5]
  • 釈迦涅槃図(熊谷市指定有形文化財 昭和51年11月3日指定)[5]
  • 天野氏の墓(熊谷市指定史跡 昭和51年11月3日指定)[5]
  • 常光院本堂(熊谷市指定有形文化財 平成30年3月30日指定)[5]

金子兜太句碑

金子兜太句碑

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 熊谷厄除大師常光院縁起常光院
  2. ^ 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年、190-191p
  3. ^ a b 史跡名勝天然記念物埼玉県
  4. ^ 絹本著色阿弥陀聖衆来迎図国指定文化財等データベース
  5. ^ a b c d e f g h 文化財一覧熊谷デジタルミュージアム

参考文献

  • 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年

外部リンク




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