希望の表現:王座に座る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 06:28 UTC 版)
御子イエスを膝にのせ王座に座るマリアをここに分類。マリアは自分の幼な子を抱く喜ばしげな母ではなく、ロゴス(神の御言)であるイエスを膝にのせた「上智(御言)の座る所」として尊厳な様子で描かれる。この図像が「上智の座Seat of Wisdom」、「尊厳」( マエスタ )の名前で呼ばれる所以である。なぜ「希望」と対応づけたかは懐妊と希望が欧州語では同一語のことが多く( Hoffnung ドイツ語など)、「イエスの座す(宿った)」ところとしてのマリアをイメージさせるからである。希望をイメージさせる色は緑。また変種のひとつ、田園のなかのマリアはドイツ語で「緑の中のマリア」とも呼ばれる。Iconclass分類は 11F24 マリア(幼児イエス無し):座像11F243 マリア(幼児イエス無し):座像:マリアと一角獣11F244 マリア(幼児イエス無し):座像:王座に座す
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