川上貞奴との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 16:20 UTC 版)
桃介は後半生、川上音二郎(1911年死去)の未亡人で女優の川上貞奴を伴侶とし、どこへ行くにも貞奴を連れていたという。 読書発電所や大井発電所の建設中、木曽の三留野(現・南木曽町)に山荘を構え、ここから現場を指揮していた。山中の不便な山荘であったが、桃介が訪れるときは必ず貞奴も同伴して滞在した。まだ大井ダムの建設中には、桃介が従業員の指揮を鼓舞するために資材牽引用の空中ケーブルで谷底へ下りるという危険な芸当を行ったことがあったが、この時同伴していた貞奴も一緒に谷底へ下りたというエピソードがある。 これより先、桃介が名古屋電灯社長時代であった頃、桃介は名古屋の東二葉町に和洋折衷の邸宅(通称「二葉御殿」)を建設し、貞奴とともに暮らした。桃介が財界から引退した後も桃介の別邸「桃水荘」にてともに暮らしている。
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