岩淵発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:58 UTC 版)
1907年(明治40年)1月、伊勢電気鉄道2番目の発電所として、第一発電所と同じ岩渕地内で、勢田川にかかる錦水橋の近く(電車車庫に隣接)に建設された。発電所名は逓信省の資料によると、第一発電所のある時期は「第二発電所」、廃止後は「岩淵発電所」とあるのが確認できる。 当初は電車電源専用の発電所であり、発電機は170キロワットの直流発電機のみであった。1911年時点の資料では、直流発電機に加え供給用の300キロワット発電機も追加されている。1915年には第一発電所から移設の75キロワット発電機1台も加わり、1919年末時点ではボイラー4缶、蒸気機関3台、75キロワット三相交流発電機1台、300キロワット三相交流発電機1台、170キロワット直流発電機1台という設備構成であった。 三重合同電気時代の1928年(昭和3年)6月、出力545キロワットのまま岩淵発電所は廃止された。
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