岐阜城での花生け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 01:25 UTC 版)
天正元年。京・頂法寺の花僧・池坊専好は執行や兄弟子・専伯の勧めで、時の権力者・織田信長のために花を生けることになる。自分の好きな松を使って良いと言われて喜んで岐阜城に向かう専好だったが、実際は気性の荒い信長の依頼を誰も引き受けたがらず、変わり者として評判だった専好にお鉢が回ってきただけだった。専好は本当の理由を知らずに岐阜城に到着し、弟弟子の専武から「信長様は昇り龍のような人」と聞かされたことに刺激を受け、巨大な松を使った生け花を披露する。信長の家臣たちからは酷評されるが、信長は専好の松を気に入り彼を称賛する。その時、松の重さに耐えられずに継ぎ目が折れてしまう。専好や家臣たちは信長の怒りを買うことを恐れて言葉を失うが、秀吉の機転で事なきを得て、専好は褒美の品を受け取り京に戻った。
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