山本正次の「よみかた授業」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:32 UTC 版)
「仮説実験授業」の記事における「山本正次の「よみかた授業」」の解説
仮説実験授業は科学教育を超えて、国語教育も実験科学にすることに成功している。山本正次は1983年に「「モンシロチョウのなぞ」(吉原順平 作)国語科「よみかた」授業書案」を発表した。山本は「なぜ国語が嫌いになるか」の中で、「国語に堪能だといわれる先生ほど、「深く読もう、深く読もう」とする」として、それが「子どもがだんだん国語嫌いになる」「私たちが一番大事にしている〈たのしい授業〉を実現するのとは逆の方向に行ってしまう」と分析し、「もっと読まそうではないか」と考えて授業プランを開発した。山本はよみかた授業運営方法は次の4つしかないとしている。 読む。文章を読むことによって理解する。 書く。手を動かして書き取ることで理解する。 説く(とく)。先生、友達が話す、自分が話す。おしゃべりすることで理解する。 語る。自分が感じたこと思ったことをしゃべる。 山本の授業プランは、多くの実験授業の結果、誰でも授業プランの通りに授業すれば、一定の効果を上げられることが確認された。
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