小柳粒男とは? わかりやすく解説

小柳粒男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 01:56 UTC 版)

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小柳 粒男(こやなぎ つぶお、1987年 - )は、日本の小説家ハードボイルド作家。北海道出身。2008年2月、『くうそうノンフィク日和』でデビュー。

略歴

2007年4月、長編小説『くうそうノンフィク日和』で第1回講談社BOX新人賞“流水大賞”の優秀賞を受賞。2008年2月、同作が講談社BOXの発行する文芸誌『パンドラ』Vol.1Aに掲載され、講談社BOXが初めて世に送り出す新人としてデビューした。同じ号に掲載された選考座談会では、元来結びつきが悪いセカイ系小説とハードボイルド小説の幸福な結婚に成功している作品だと評された[1]

2008年6月、同作を改稿した初の単行本『くうそうノンフィク日和』を刊行。以来、『りべんじゃー小戦争』、『ゲンソウ現実日和』など、「ノンフィクシリーズ」と称される一連の作品を発表した。また、同シリーズの短編が講談社の文芸誌『ファウスト』や『パンドラ』に掲載されたが、2010年、執筆の場を講談社BOXから星海社へ移し、2012年4月から8月まで星海社のウェブサイト「最前線」でエッセイ「渋谷/道玄坂で新聞を配る小説家・小柳粒男 二十四歳の地図」を不定期連載した。以後は長く沈黙している。

作品リスト

単行本

アンソロジー収録作品

  • フォーティユースボーイ (『Powers Selection 新走(アラバシリ)』、2011年5月)

単行本未収録作品

  • シャカイに降り立つおかっぱ頭 (『ファウスト』Vol.7、2008年8月)
  • シノキ大戦 (『パンドラ』Vol.2 SIDE-A、2008年10月)
  • 存在だけは幽霊のごとく (『パンドラ』Vol.2 SIDE-B、2008年12月)
  • 東京で朝食を (『ファウスト』Vol.8、2011年9月)

脚注

  1. ^ 第1回流水大賞座談会 p.302(『パンドラ』Vol.1 SIDE-A、2008年2月)参照

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