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小原元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/10 07:45 UTC 版)

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小原 元(おはら げん、1919年大正8年)2月1日 - 1975年昭和50年)4月30日)は、日本の文芸評論家国文学者。元法政大学教授

略歴・人物

1919年(大正8年)2月1日、朝鮮に生まれる。法政大学を卒業する。

戦後一時期は新日本文学会の事務局に勤めていた。その後、リアリズム研究会の結成に参画する。

1962年(昭和37年)に法政大学教授に就任する。小林多喜二中野重治宮本百合子らのプロレタリア文学の研究を中心に、森鴎外樋口一葉らの明治期の文学も研究する。

1975年(昭和50年)4月30日に死去、56歳。

著書など

単著

  • 『批評の情熱』(雄山閣、1948)
  • 『日本の近代小説―その読み方と味わい方』(新興書房、1967)
  • リアリズム文学への道-小原元文学論集』(未来社、1977)

分担執筆

  • 好色一代女」 『古典発掘』(真善美社、1947)
  • 小林秀雄氏へ」 『公開状 : 若き世代の立場から』(真善美社、1947)
  • 「小林多喜二論」 『プロレタリア文学再検討』 (雄山閣、1948)
  • 「プロレタリア文学運動」 『昭和文学十二講』(改造社、1950)
  • 「初期作品に於けるヒューマニズム」 『宮本百合子研究』(春潮社、1952)
  • 「初期改作過程に示唆されるもの」 『年刊多喜二・百合子研究』 (河出書房、1954)
  • 江戸文藝と女性」 『日本の女性文化』(クレス出版、2008)

編集

  • 『樋口一葉集―校註』(三笠書房、1954)
  • 『青春群像』(真善美社、1948)

参考文献

  • 『日本人名大辞典』(講談社
  • 「日本文學誌要」第23号(法政大学国文学会、1980年2月):小原の追悼の記事や年譜が掲載されている。



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