対決!スーパーカークイズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > テレビ番組 > テレビ東京のクイズ番組 > 対決!スーパーカークイズの意味・解説 

対決!スーパーカークイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 22:04 UTC 版)

対決!スーパーカークイズ
ジャンル クイズ番組
出演者 山田隆夫
吉川桂子
萩奈穂美
辻本征一郎
ナレーター 野沢那智
製作
プロデューサー 竹永良彦
制作 東京12チャンネル
放送
放送国・地域 日本
対決!スーパーカークイズ
オープニング 「あこがれのスーパーカー」
放送期間 1977年7月4日 - 1978年10月2日
放送時間 月曜 19:30 - 20:00
放送分 30分
対決!チャレンジクイズ
オープニング オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」(インストゥルメンタル
放送期間 1978年10月16日 - 1979年3月26日
放送時間 月曜 19:30 - 20:00
放送分 30分
テンプレートを表示

対決!スーパーカークイズ』(たいけつ スーパーカークイズ)は、1977年7月4日から1978年10月2日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていたクイズ番組である。その後も1978年10月16日から1979年3月26日まで『対決!チャレンジクイズ』と題して放送されていた。いずれも放送時間は毎週月曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。

概要

対決!スーパーカークイズ

当時爆発的なブームになっていたスーパーカーをクイズの題材にしていた番組。株式会社二見書房出版の“カード式ザ・スーパーカー”を基に番組が構成されていた。参加者はスーパーカーファンを自認する幼稚園児や小中学生たちで、スーパーカーの映像や音楽を駆使した問題に答えていた。司会は山田隆夫と歴代の女性アシスタントたちが務めていた。

番組終盤では、筑波サーキットで2台の車が速さを競うレース企画が行われていた[1]。初期には0→400m(ゼロヨン)を競う[要説明]映像だったが、中期にはサーキットを1周するレースにスケールアップした。特別編で吹雪の鈴鹿サーキットにおける幻のポルシェ・934ランボルギーニ・イオタの対決等もあった。参加ドライバーは星野一義をはじめとする日本の有名レーサーたちで、彼らによるレースを日産レーシングスクールの辻本征一郎が解説していた。

この番組は、全国各地のテレビ局でテープネットされていた。東海テレビでは同じ日時に放送されていた。

対決!チャレンジクイズ

上記『対決!スーパーカークイズ』のリニューアル版。スーパーカーブームが一段落したことから、この番組ではスーパーカー以外の問題も出されるようになり、毎週参加者4人が優勝を競う形式になった。司会は『対決!スーパーカークイズ』時代のメンバーが引き続き行っており、番組終盤のレース企画も同様に行われていた。

出演者

司会

アシスタント

  • 吉川桂子[2] - 初代アシスタント。『対決!スーパーカークイズ』放送期間中に山田と結婚し、出産のため降板[1]
  • 萩奈穂美 - 2代目アシスタント。『対決!チャレンジクイズ』も担当[1]

コーナー担当者

  • 辻本征一郎
  • コント太平洋 - 「カウンタックマン」として出演[1]

ナレーター

スタッフ

  • 技術:小暮克彦
  • 照明:萩原征四郎
  • 美術:宇都木民雄
  • 音響効果:小関尚孝
  • プロデューサー:竹永良彦
  • 担当(ディレクター):犬飼佳春[3]

ルール

対決!スーパーカークイズ

1対1の早押しクイズ。1問正解につき1ポイントを獲得でき、不正解の場合には解答権が対戦相手に移った。途中から、それと同時に次の問題で1回休みとなるペナルティも付くようになった。

3ポイント獲得で1人勝ち抜きとなり、負けた側の解答者が別の解答者と交代して次の対戦へ移行。

3人勝ち抜きでチャンピオンに認定され、そこでクイズは終了。賞品は腕時計、カメラ、スポーツ用具などで、勝ち抜き人数に応じて各種賞品が贈られた。

3人勝ち抜きチャンピオンが何人か出た後には、その中から選ばれた4人によって「グランドチャンピオン大会」が行われた。第1回では出場者4人によるトーナメント戦で、勝者がグランドチャンピオンに認定。第2回目以降は出場者4人によるトーナメント戦勝者と前回のグランドチャンピオンが最後に対戦し、その勝者が新しいグランドチャンピオンに認定された。

対決!チャレンジクイズ

早押しクイズ。1問正解につき1ポイントを獲得でき、不正解の場合には1ポイントを引かれた。

3ポイントに到達すると「ラッキーチャンス」となり、次の問題をその解答者が正解すると2ポイント獲得できた。他の解答者が正解した場合には通常通り1ポイントを獲得。また、最終問題は「ラストチャンス」で、正解者は2ポイントを獲得できた。8ポイントに到達するとチャンピオンとなり、その解答者はクイズから抜ける。残りの解答者はクイズを続行。

最終的に3ポイント以上を獲得していれば、ポイントに応じた賞品を獲得できた。

音楽

テーマ曲

  • あこがれのスーパーカー(作詞・作曲:ケイ・ふじやま / 編曲:高田弘 / 歌:ドクター南雲とシルバーヘッドホン DJ.ウルフマンスージー / 演奏:テイチクオーケストラ) - 『対決!スーパーカークイズ』時代のオープニングテーマ。この曲を収めたレコードが1977年にテイチクレコード(現・テイチクエンタテインメント)から発売された。
  • オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダTHE BEATLES) - 『対決!チャレンジクイズ』時代のオープニングテーマ。メロディのみのインストゥルメンタルバージョンを使用。

コーナー曲

後期には、司会の山田がスーパーカーをモチーフにしたコミカルな歌を歌うコーナーがあった。

  • 僕はカウンタックマン(作詞:奥山侊伸 / 作曲:山田隆夫 / 編曲:宮川泰
  • スーパーカーなーんちゃって(作詞:奥山侊伸 / 作曲:山田隆夫 / 編曲:宮川泰)

この2曲を収めたレコードが1978年4月に東芝EMI(現・ユニバーサルミュージック合同会社)から発売された。「スーパーカーなーんちゃって」がA面曲に、「僕はカウンタックマン」がB面曲になっている。

後日談

本番組はスーパーカーブームを象徴する人気番組であり、2016年2月21日に同系列局で放送された『テレビ東京52年分の映像大放出!モヤモヤ映像廃棄センター〜こんなVTR新社屋に持って行けません〜』でもリクエストの多い番組と紹介された。しかし、1インチVTRは導入されておらず、当時の放送用テープが使い回しの一般的な2インチVTRを用いていたこともあり、本番組の映像はテレビ東京に1本も残されていないことが判明した。

しかし、本番組への出演経験のある切替徹が番組を録画したビデオテープ(VHSビデオ)を持っていたことが分かり、同特番でその映像が公開された。また切替からのテープの提供を受け、テレビ東京のアーカイブスにて保存されることとなった[4]

脚注

  1. ^ a b c d 「スーパーカークイズ」を覚えているか?東スポweb 2006年12月28日
  2. ^ a b 『東京12チャンネル15年史』東京12チャンネル、1979年4月12日、29頁。NDLJP:12275344/19 
  3. ^ テレビ東京に社名変更後の1982年に放送された「斬り捨て御免!」(第3シリーズ)をはじめとした時代劇やバラエティ番組をプロデュースした。現在はテレビ東京ホールディングスの子会社・テレビ東京制作(PROTX)の取締役相談役。
  4. ^ [モヤモヤ映像廃棄センター 【こんなVTR新社屋に持っていけません】 ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)”. goo. 2016年5月3日閲覧。
東京12チャンネル 月曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
忍者キャプター 再放送
(1977年4月4日 - 1977年6月27日)
対決!スーパーカークイズ
(1977年7月4日 - 1978年10月2日)

対決!チャレンジクイズ
(1978年10月16日 - 1979年3月26日)
くじらのホセフィーナ
(1979年4月2日 - 1979年6月25日)




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」から対決!スーパーカークイズを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から対決!スーパーカークイズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から対決!スーパーカークイズ を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「対決!スーパーカークイズ」の関連用語

対決!スーパーカークイズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



対決!スーパーカークイズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの対決!スーパーカークイズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS