寺入りした女たちの階級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:41 UTC 版)
「隅田川御用帳」の記事における「寺入りした女たちの階級」の解説
寺入り時に納める金(扶持金)の多寡によって階級が決まり、金額が多いほど日常の生活面で手心を加えてもらえる。 上臈格 扶持金三十両を納めた者。一人一部屋が与えられ、各部屋に湯殿や便所が備えられている。また、鼻紙の枚数、行灯の油、墨や紙の類まで他の格の者より優遇される。 お茶の間格 扶持金十五両を納めた者。一人一部屋だが、湯殿や便所は他のお茶の間格の者たちと共同。また、庭の掃き掃除など軽い労働も課せられる。 御半下格 扶持金三両を納めた者。他の御半下格と相部屋で、掃除、洗濯、台所仕事など、寺の日常の雑用すべてを課される。
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