宜陽殿とは? わかりやすく解説

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ぎよう‐でん〔ギヤウ‐〕【宜陽殿】

読み方:ぎようでん

平安京内裏十七殿の一。紫宸殿(ししんでん)の東にあり、楽器書籍など歴代御物保管した儀陽殿


宜陽殿

読み方:ギヨウデン(giyouden)

平安宮内裏殿舎

別名 儀陽殿


宜陽殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 19:15 UTC 版)

平安京内裏図
平安京内裏 宜陽殿跡碑
京都市上京区下丸屋町。碑は殿跡の北西隅に位置。

宜陽殿(ぎようでん)とは、平安京内裏における殿舎のひとつ。

内裏の南東にあり、紫宸殿の東南、綾綺殿の南、日華門を挟んで春興殿の北に位置する。南庭西側の校書殿とは東西に相対する。

母屋天皇累代の御物・宝物を保管しておく納殿として用いられた。西庇に左近衛陣座が置かれ、そこで陣定が盛んに行われたが、後に陣定の会場は紫宸殿につながる軒廊へと移っていった。『貞観儀式』(飛駅条)には宜陽殿を「為政殿」と呼んでおり、平安時代前期に太政官の会議は宜陽殿にて開催され、必要に応じて下級役人や諸国の使者を隣の左近衛陣座に呼んで喚問していたものが、会議の場所自体が陣座に移されて開かれるようになったとする説もある[1]

現在の京都御所にも古式に則って再建されたものが伝わっている。

脚注

  1. ^ 川尻秋生「陣定の成立」吉村武彦 編『日本古代の国家と王権・社会』塙書房、2014年 ISBN 978-4-8273-1268-3

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