完全仮想化 (FullVirtualization)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 02:17 UTC 版)
「Xen (仮想化ソフトウェア)」の記事における「完全仮想化 (FullVirtualization)」の解説
Xenはハードウェアの完全仮想化機能も提供している。この機能を利用すると、実ハードウェア用に用意されたOSをそのままXen上で動作させることが可能となる。Xenでは、完全仮想化されたドメインをHVMドメイン (Hardware Virtual Machine) と呼ぶ。 この完全仮想化機能が提供する仮想マシン環境内のOSは、特権モードで動作し完全に物理ハードウェアを支配しているかのように振る舞う。実際には、仮想マシン側のOSが仮想ハードウェアを制御する命令を実行したとき、仮想ハードウェアがそれを検出し、例外のようなものが発生してXenに制御を渡す。制御を渡されたXenは、OSが行おうとした処理を分析し、仮想ハードウェアの動作をエミュレートする。完全仮想化の環境は、準仮想化方式に比べると、エミュレーションのためのコストが大きくなるが、ソフトウェアをユーザの手で変更することが難しいWindowsなどのOSも動作させることができる。 エミュレーションのオーバヘッドを最小限に抑えるために、デバイスドライバのみ準仮想化されたものを用いることも可能である。
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完全仮想化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:47 UTC 版)
完全仮想化では、仮想マシンは十分なハードウェアをシミュレートして、同じ命令セット用に設計された変更されていない「ゲスト」OSを分離して実行できるようにする。このアプローチは、 VMファミリの前身であるIBMCP -40およびCP-67で1966年に開拓された。
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