安全情報公開試験
国土交通省が、市販されているクルマの衝突時の乗員保護性能やブレーキ性能などを試験し、評価結果を公表している制度で、JNCAPと呼んでいる。1995年度から開始され、毎年度末に評価結果が冊子で発行されている。衝突性能は、当初前面衝突試験(フルラップ)だけだったが、その後、側面衝突試験およびオフセット前面衝突試験が追加された。この制度は当初アメリカで始められたもので、日本でも保安基準より厳しい試験条件(衝突速度5km/hアップ)で行われている。3つの衝突試験で測定された乗員傷害値は、各試験につき5段階評価および3つの試験を総合して6段階評価されている。なお、2001年度からはチャイルドシートの安全性能試験が追加された。
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