子グモの行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 14:36 UTC 版)
「バルーニング (動物)」の記事における「子グモの行動」の解説
バルーニングを行うクモでは、まどいの後の子グモは、それぞれに周囲の草や木の上に向かって上って行く。この先の行動は大きく二つに分かれる。原始的なジグモなどは子グモが糸を出してその先にぶら下がり、風に吹かれて糸が切れると、そのまま風に乗って飛んでいく。多くの高等なクモでは草や木の先端に出ると、体を持ち上げ、腹部を上に向け、糸疣から数本の細い糸を出し始める。糸は上昇気流に乗って吹き上がり、やがてクモが脚を離すと、そのまま空中へ吹き上げられる。ちょうどタンポポの種子のような格好である。 多くのクモではこの飛行はごく幼い時期のみに限られるが、小型であるコサラグモ類、たとえばセスジアカムネグモなどは、成虫も飛行することがある。
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