好間炭鉱専用鉄道好間線とは? わかりやすく解説

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好間炭鉱専用鉄道好間線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 10:17 UTC 版)

好間炭鉱専用鉄道好間線
基本情報
現況 廃止
日本
所在地 福島県いわき市
種類 炭鉱鉄道(専用鉄道
起点 内郷駅常磐線に接続)
終点 北好間駅
停留場数 停留場
停留所数 停留所
開業 1905年
休止 1969年
廃止 1972年
所有者 古河鉱業
運営者 古河鉱業
路線諸元
軌間 1067mm
複線区間 なし
電化区間 なし
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好間炭鉱専用鉄道好間線(よしまたんこうせんようてつどうよしません)は、かつて福島県いわき市内郷綴町榎下の内郷駅と同市好間町北好間籬の北好間駅を結んでいた専用鉄道である。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):内郷 - 北好間 5.68Km
  • 軌間:1067mm
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 動力:内燃
福島県 1934年の地図

運行形態

古河好間炭礦の石炭運搬線で、最盛期には最大27両の運炭車を引いて一日10往復した[1][2]

1955年の常磐炭田一覧地図。古河好間炭礦と、その鉄道が掲載される。

歴史

  • 1904年(明治37年) 好間炭鉱、採炭開始。
  • 1905年(明治38年) 平駅(現・いわき駅)まで馬車軌道を敷設。軌間762mm。全長6.84km。
  • 1908年(明治41年) 平駅までの馬車軌道を廃し、綴駅(現・内郷駅)まで鉄道を敷設。軌間1067mm。全長5.68km。蒸気動力。国鉄が運転管理。
  • 1915年(大正4年) 古河鉱業が買収。
  • 1917年(大正6年) 鉱山専用発電所を建設。
  • 1927年(昭和2年) 北好間坑から撤退。上好間坑が主坑となる。
  • 1969年(昭和44年) 上好間坑も閉山。鉄道は休止状態になる。
  • 1972年(昭和47年) 内郷駅の貨物取り扱い廃止に伴い正式に廃線。

廃線後の現状

脚注および参考文献

  • 小宅幸一『常磐地方の鉱山鉄道〜歴史の鉱石(いし)を運んだ車輪の響き〜』(初版)自費出版、2006年12月21日 発行。 

関連項目

外部リンク



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