奥西の死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:30 UTC 版)
奥西は2012年6月に肺炎を患い体調が悪化、名古屋拘置所から八王子医療刑務所に移送され、人工呼吸器を装着して、寝たきりの状態になっていた。 2014年(平成26年)4月19日には、日本で生きている死刑囚で日本最高齢となった。2015年5月15日、名古屋高裁へ第9次再審請求を申し立てた。また同日、最高裁への特別抗告を取り下げた。取り下げの理由について、弁護団は「奥西さんの病状を考え、新証拠を早期に裁判所で審理させる必要があると判断した」と説明していた。 奥西は2015年10月4日午後0時19分、かねて患っていた肺炎のため、八王子医療刑務所で死亡した(89歳没)。奥西の死に伴い、2015年10月15日、名古屋高裁は、第9次再審請求審の終了を決定した。 2015年11月6日、奥西の妹が名古屋高裁へ第10次再審請求を申立。2017年12月8日、名古屋高裁は再審請求を棄却した。
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