天然の二酸化炭素泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 13:20 UTC 版)
日本列島には天然の炭酸含有泉が、そう多くない。さらに、炭酸水素ナトリウムや食塩などを含まない純粋な二酸化炭素泉となるとさらに数が限られるが、大分県の白水鉱泉は、ほぼ炭酸成分のみの単純二酸化炭素泉である。また同じく大分県の長湯温泉は、単純二酸化炭素泉と炭酸水素塩泉の2系統の炭酸含有泉の泉源を持つ。なお、日本で確認されている二酸化炭素含有量1位の泉源は、2014年8月現在、青森県のみちのく温泉で遊離炭酸含有量4004 (mg/kg)である。 二酸化炭素泉が日本に少ない理由は、火山活動が活発で泉温が高く、二酸化炭素が溶け込みにくいからとされる。日本国外ではヨーロッパ、特にドイツで二酸化炭素泉が多く湧出しており、バーデン=バーデンやバート・ナウハイムといった温泉地が知られている。
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