大通寺の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 03:48 UTC 版)
大通寺跡から出土した「大通寺式」軒丸瓦の成立と展開の過程では、中国南朝系造瓦技術の伝播の様相を垣間みることができる。「大通寺式」軒丸瓦は、中国南朝梁から新たに導入された瓦当文様、製作技術によって成立したものであり、百済の泗沘遷都にともなう仏教寺院をはじめとした諸施設の造営を契機に、中国南朝梁の造瓦技術が導入された。中国南朝梁を起源とする造瓦技術によって生産された「大通寺式」軒丸瓦は、その後、百済において中心的な瓦当文様、製作技術として展開する。中国南朝梁から百済に新たな造瓦技術が伝えられ、その中国南朝梁の技術が百済の瓦博士によって日本に伝えられた。
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