大膳川 (愛知県)とは? わかりやすく解説

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大膳川 (愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/19 01:53 UTC 版)

大膳川
水系 二級水系 日光川
種別 普通河川
延長 0.73 km
流域面積 3.0 km²
河口・合流先 日光川(大膳排水機場)
流路 愛知県愛西市海部郡蟹江町
北緯35度07分43.8秒 東経136度46分24.0秒 / 北緯35.128833度 東経136.773333度 / 35.128833; 136.773333座標: 北緯35度07分43.8秒 東経136度46分24.0秒 / 北緯35.128833度 東経136.773333度 / 35.128833; 136.773333
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日光川開削前後の比較
日光川開削前(緑は木曽川本川および主要派川、大切戸川の河道跡が現在の佐屋川)
日光川開削後(緑は整備・開削された河川・水路、佐屋川・大膳川は日光川の両岸に位置する)

大膳川(だいぜんがわ)は、愛知県西部の愛西市海部郡蟹江町を流れる日光川水系の普通河川

地理

愛知県愛西市海部郡蟹江町の境界に位置しており、名称に「川」と付いているものの実態としてはに近い。かつての日光川の乱流によって形成されたものと考えられており、日光川を挟んで位置する佐屋川とともにその痕跡を強く残している。河川延長730メートル、流域面積3.0平方キロメートル[1]

現在では周辺の農業排水を集めて、排水機によって日光川へ排水している。近年、左岸側に日光川ウォーターパークが整備された。

歴史

天保12年(1841年)の「蟹江本町村絵図」には現在と同様の佐屋川・大膳川が描かれており[2]、江戸時代後半には下流域で現在の流路がほぼ固定されていたことが解る。

尾張藩士の樋口好古が記した地誌郡村徇行記』の「蟹江新田」の条には以下の記述が見られる。

此新田ハ東ニ蟹江舟入川アリ、中央ニ日光川アリ、其間ニ川アリ、是ヲ佐屋川ト云、又日光川ノ西大野新田ノ界ニ川アリ、大膳川ト云、此二川共ニ古川ノ跡ナル — 『尾張徇行記』pp.348

右岸側にはかつて大野城があったと伝わる[3]

脚注

  1. ^ 第3次蟹江町総合計画、pp.88
  2. ^ 蟹江町史 附図「蟹江本町村絵図」
  3. ^ 歴史・文化”. 愛西市観光協会. 2013年2月4日閲覧。

参考文献

  • 名古屋市叢書続編 第四巻『尾張徇行記』 名古屋市教育委員会 編集発行、1964年
    • 名古屋市蓬左文庫 編『尾張徇行記』第二巻 愛知県郷土資料刊行会、1976年復刻
  • 蟹江町史編さん委員会 編『蟹江町史』蟹江町、1971年
  • 蟹江町総務部企画課 編『第3次蟹江町総合計画』蟹江町、2001年

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