奥村用水とは? わかりやすく解説

奥村用水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 02:07 UTC 版)

奥村用水
取水 大江川(大江用水)
合流 領内川
流域 愛知県
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木曽川左岸用水路の変遷

奥村用水(おくむらようすい)は、宮田用水の一部を構成する農業用水路[1]

概要

愛知県一宮市笹野と一宮市浅井町尾関の境付近で大江用水から分水し、御囲堤に沿って西進する。一宮市光明寺の西端付近で南西寄りに流れを変え、一宮市奥町付近からは南に流れる。奥村用水としては一宮市蓮池付近が下流端となるが[1][2]、分岐する用水路が牧川方面や森上方面(稲沢市祖父江町)に流れており、悪水を含めた排水は日光川水系へと流している[3]

奥村用水の誕生は江戸時代中期の1790年寛政2年)である[4]。江戸時代初期に御囲堤が建造されたことで旧派川を利用した大江用水・般若用水が整備されるが、当時の木曽川は頻繁に河道変更を繰り返しており一定した取水門を使い続けることは難しかった[4]。大江用水は1628年寛永5年)から葉栗郡宮田村(現在の江南市宮田町)付近で取水するようになり、般若用水も1790年寛政2年)に宮田から取水する新般若用水で繋がれるが、新般若用水と同時期に大江用水から分岐する形で整備されたのが奥村用水である[4]

脚注

  1. ^ a b 岩田公雄『農業用水土地改良区の現代的課題-宮田用水土地改良区を例として-』(2009年)
  2. ^ 宮田用水土地改良区. “平成23年度 奥村幹線 配水時間割表”. 2023年5月29日閲覧。
  3. ^ 愛知県河川整備計画流域委員会. “日光川水系 流域・河川の現状と特徴”. 2023年5月29日閲覧。
  4. ^ a b c 愛知県 (2018年11月7日). “川筋の変遷とその痕跡-愛知県の河川の歴史-”. 2023年5月29日閲覧。

奥村用水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 17:09 UTC 版)

宮田用水」の記事における「奥村用水」の解説

新般若用水同時期に築かれ用水一宮市浅井町尾関大江用水から分かれ西進市内木曽川町南下し市内起の濃尾大橋付近木曽川合流

※この「奥村用水」の解説は、「宮田用水」の解説の一部です。
「奥村用水」を含む「宮田用水」の記事については、「宮田用水」の概要を参照ください。

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