大備村とは? わかりやすく解説

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大備村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 04:00 UTC 版)

おおびそん
大備村
廃止日 1952年4月1日
廃止理由 新設合併
箭田町二万村大備村薗村呉妹村真備町
現在の自治体 倉敷市
廃止時点のデータ
日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
吉備郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 6.69 [1] km2.
総人口 3,104 [1][注釈 1]
国勢調査、1950年)
隣接自治体 総社町、薗村、二万村、浅口郡船穂町都窪郡清音村
大備村役場
所在地 岡山県吉備郡大備村大字岡田
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大備村(おおびそん[2] / おおびむら[3])は、岡山県吉備郡にあった。現在の倉敷市の一部にあたる。

地理

高梁川下流右岸に広がる平野部に位置し、南部で高梁川に小田川が合流していた[3]

歴史

  • 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、下道郡岡田村川辺村が発足[4]
  • 1900年(明治33年)4月1日、上記2村は郡の統合により吉備郡に所属[4]
  • 1951年(昭和26年)4月1日、上記2村が合併して大備村が発足[2][3][5]。岡田、辻田、川辺の3大字を編成[3]。役場を旧岡田村役場に置き、旧川辺村役場は出張所とした[3]
  • 1952年(昭和27年)4月1日、吉備郡箭田町、二万村、薗村、呉妹村と合併し、真備町を新設して廃止された[2][3][5]。合併後、真備町大字岡田・辻田・川辺[注釈 2]となる[3]

地名の由来

旧岡田村の黄薇高等小学校などの学校名称に用いられていた 黄薇 おうびに基づき、薇が当用漢字に含まれていなかったため音から 大備 おおびとした[注釈 3] 黄薇 きびは吉備の当て字ともいわれている[3]

産業

  • 農業

脚注

注釈

  1. ^ 国勢調査を未実施で廃止されたため、合併旧村の1950年の数値を合計したもの。
  2. ^ 現在は倉敷市真備町岡田・真備町辻田・真備町川辺にあたる。
  3. ^ 背景事実として、合併協議会における岡田村側からの「黄薇」名での提案に対し、川辺村側から岡田色が強いとの見解があって意見の一致をみなかったところ、岡山県吉備地方事務所長の助言により、黄薇の読みの「オービ」としつつ文字は「大備」とすることで両村の意見の一致をみたとのことである[1]

出典

  1. ^ a b c 岡山県地方課 編『岡山県市町村合併誌』(市町村編)岡山県、1959年4月、730頁。NDLJP:3025038/372 
  2. ^ a b c 『市町村名変遷辞典』141頁。
  3. ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 33 岡山県』216頁。
  4. ^ a b 『市町村名変遷辞典』150、241頁。
  5. ^ a b 日本加除出版株式会社出版部 編『全訂 全国市町村名変遷総覧』自治省行政局振興課 監修、日本加除出版、1991年8月、937頁。NDLJP:12762853 

参考文献

関連項目




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