多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 15:00 UTC 版)
「陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧」の記事における「多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊」の解説
多連装ロケット中隊(たれんそうロケットちゅうたい)は、陸上自衛隊に編成されていた75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備する野戦特科部隊である。最初に特科教導隊第5中隊および武器学校に装備され学生教育が開始された。次に北部方面隊の第7師団を除く師団特科連隊内に師団の規模により小隊数に差がある各1個中隊が逐次編成されていった。師団特科連隊への配備が完了後、方面隊直轄の独立部隊として2個中隊が編成され第1特科群及び第4特科群に各1個中隊が編合された。1995年(平成7年)から新装備品の多連装ロケットシステムMLRSの装備を予定する独立特科大隊に方面隊直轄の多連装ロケット中隊が改編されたのを皮切りに各師団の中隊も師団の改編とともに逐次廃止されていった。第2特科連隊多連装ロケット中隊は増強されて、多連装ロケットを装備する第5大隊(4個射撃中隊)に改編された。最後に残った第11特科連隊多連装ロケット中隊が2005年(平成17年)3月に廃止され全廃となった。
※この「多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊」の解説は、「陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧」の解説の一部です。
「多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊」を含む「陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧」の記事については、「陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧」の概要を参照ください。
- 多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊のページへのリンク