多田順次
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多田 順次(ただ じゅんじ)は、日本の電気通信工学者。工学博士(東北大学)。東北大学電気通信研究所元特任教授。総務省総合通信基盤局・文部科学省研究開発局の共同プロジェクト「成層圏プラットフォーム開発」協議会通信・放送部会2005構成員[1]。 映像情報メディア学会(ITE)無線・光伝送研究委員会2000専門委員[2]。元国際電気通信基礎技術研究所(ATR)技術リエゾンセンター長。
専門は、通信ケーブル(同軸ケーブル・光ファイバー等)、環境電磁技術(EMC)、移動体無線通信システム。
略歴
1964年大阪工業大学工学部電気工学科卒業。同年、タツタ電線入社。1965年東北大学工学部通信工学科に社内留学(指導教授:通信工学の権威で、電子通信学会副会長を務めた佐藤利三郎)、のちに工学博士(東北大学)。1969年タツタ電線に帰任し、主に電電公社(現:NTT)向け通信ケーブルの研究開発に従事。1983年シャープに転職し、同社技術本部東京研究所にて、移動体通信の新規事業における特定小電力無線システム、PHS/携帯電話などの研究開発を担当。2003年同社退職。その後、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)技術リエゾンセンター長などを経て、2006年東北大学電気通信研究所特任教授。退官後は、東京デザインテクノロジーセンター専門学校長なども務めた。
主な所属学会は、電気学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会など。主な著書は、電磁波雑音のタイムドメイン計測技術(共著、コロナ社1995、学術書)[3]。
主な研究
- 環境電磁技術(EMC)などの電磁ノイズに関する研究
- 画像伝送用通信ケーブル・超細心同軸ケーブル・光ファイバーケーブルの研究
- 成層圏プラットフォームの開発 - 総務省総合通信基盤局・文部科学省研究開発局の共同プロジェクト2005[1]
- バイポーラパルス伝送用アクティブ線路に関する研究[4]
- 特定小電力無線システムの開発
- オーダエントリシステム無線ユニットの開発 : 無線技術[5]
- コードレス投票システムの開発 - 京都大学工学部へ納入
脚注
- ^ a b https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/003/gijiroku/06011914/001.pdf
- ^ https://www.ite.or.jp/study/musen/2000/member-2000.html
- ^ https://www.coronasha.co.jp/np/result.html?writer_id=2444
- ^ https://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j52-a_9_352&category=A&year=1969&lang=J&abst=
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvtr/12/47/12_KJ00001957837/_article/-char/ja/
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