塩化イッテルビウム(II)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 08:50 UTC 版)
「塩化イッテルビウム」の記事における「塩化イッテルビウム(II)」の解説
塩化イッテルビウム(II)(以下YbCl2と示す)はモル質量243.95 g/mol、比重5.27 g/cm3、融点721℃の緑色固体であり、CAS No.は13874-77-6。結晶系は斜方晶であり、ピアソン記号は oP24 、空間群は Pbca, No. 61。 1929年にW.K. KlemmおよびW. SchuthがYbCl3を水素還元することによって初めて合成された。 2 YbCl 3 + H 2 ⟶ 2 YbCl 2 + 2 HCl {\displaystyle {\ce {{2YbCl3}+ H2 -> {2YbCl2}+ 2HCl}}} 他のYb(II)化合物や低原子価ランタノイド化合物のように、YbCl2は強い還元剤として働く。YbCl2は水溶液中で不安定であり、水を水素に還元する。
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