塚田浩二とは? わかりやすく解説

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塚田浩二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/22 14:54 UTC 版)

塚田 浩二(つかだ こうじ、1977年 - )は、日本の情報工学者、公立はこだて未来大学准教授。2012年に「人の発話を遠隔から阻害する装置「SpeechJammer」で」[1]栗原一貴とともにイグノーベル賞「音響学賞」を受賞した[2]

経歴

2000年に慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程に学び、2005年に「ユビキタス環境に適した次世代インタフェースの研究」で博士(政策・メディア)を取得[3]

2005年4月に独立行政法人産業技術総合研究所研究員、2008年3月にお茶の水女子大学特任助教となり、2010年10月には科学技術振興機構さきがけ研究員兼任(2012年3月まではお茶の水女子大学と兼任)となった[4]2013年4月、公立はこだて未来大学准教授となった[4]

研究

日常の生活環境の中で用いられるユーザ・インタフェース(「日用品インタフェース」)、ミドルウェアの開発に取り組んでおり、社会参加型の研究スタイルを目指すとしている[1]

スピーチ・ジャマー

イグ・ノーベル賞の受賞対象となった「SpeechJammer(スピーチ・ジャマー)」は、おしゃべりな人の音声を、1秒未満の遅れを加えてそのままスピーカーを通して返し、「おしゃべりを邪魔する仕組み」である[2][5][6]

脚注

  1. ^ a b 教員プロフィール 准教授 塚田 浩二 Koji Tsukada”. 公立はこだて未来大学. 2017年3月7日閲覧。
  2. ^ a b 中村浩彦 (2012年9月21日). “イグ・ノーベル賞に日本人2人”. 朝日新聞・夕刊: p. 18  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ ユビキタス環境に適した次世代インタフェースの研究 塚田浩二”. 国立国会図書館. 2017年3月7日閲覧。
  4. ^ a b 塚田 浩二 (Koji Tsukada)”. QCon Tokyo 2014 運営事務局. 2017年3月7日閲覧。
  5. ^ Kurihara, Kazutaka; Tsukada, Koji (2012). "SpeechJammer: A System Utilizing Artificial Speech Disturbance with Delayed Auditory Feedback". arXiv:1202.6106
  6. ^ 日本の「発話阻害銃」が話題(動画) - WIRED.jp 2012年3月5日

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